
私、井上ひろこは、クリスタル・アーティスト / サンキャッチャー・クリエイターとして、光の輝きと色彩を織り交ぜたサンキャッチャーに代表されるクリスタルアートの創作やワークショップ活動に携わっています。
自分自身のキャリアを振り返ると不思議と様々なシーンでクリスタルに縁があり、現在のクリスタルアート創作に紡がれていると感じています。
そして、私の主宰する「Crystal Lei Hiroko」では永年培ってきたクリスタルを初めとするジュエリーと、貴石に関する経験と知識を活かして制作する高品質な作品を顧客の皆様に日々ご提供しています。
東京女子大学短期大学部英語科
中央大学法学部
米国クリスタルアカデミー認定 上級ファシリテーター
英国オーラソーマ社公認 プラクティショナー
日本FP協会認定AFP ファイナンシャルプランナー
1990年代
日産ミスフェア・レディとして国内海外のイベントで活躍。
欧州や北米で美術品や歴史的産物を巡る約2年に渡る海外生活を過ごす。
2000年代
宝石サロンやジュエリー専門店などで宝石に関する業務に従事
2010年以降
AKASAKA JEWELRY DESING SHOOL 宝石鑑別科卒業
米国クリスタルアカデミー認定 ファシリテータ
宝石やクリスタルの知識と造詣をいかしたクリスタルアート作品を創作。
海外からのオーダーを中心に2014年現在までに100作品以上を手がける。
Crystal Lei Hirokoブランドを主宰。
現在、5月に開催されるセミナーの準備中。
私は東京で生まれ育ちました。幼少の頃からキラキラ光り輝くものが好きだったようで、小さな花や蝶などのかわいいモチーフをビーズで作っては、友達にプレゼントしていました。今にして思えば、クリスタルアートへの取り組みは、この頃から運命づけられていたのかもしれません。
家族や親戚の多くが銀行勤めの家系でしたので、将来は金融関係の会社に就職することを期待されていたように思います。しかし、もともと自分で進む道は自分で選びたいという性格のためでしょうか、カトリック系の女子高から東京女子大学短期大学部英語科に進んだ私が卒業後に選んだ会社は、家族に期待された都市銀行ではなく、自由な社風を感じたトヨタ自動車でした。海外関係部門に配属され、中南米のガテマラとドミニカの二つの国を担当させていただきました。
当時は、ガテマラと聞けばコーヒー豆が思い浮かぶ程度の知識で、どうして中南米なのかしら?と思っていました。実は、ガテマラはクリスタル・スカルなどの水晶伝説が、いまなお鮮明に残るマヤ文明の発祥の地であり、ドミニカは私のお気に入りの天然石ラリマーの唯一の産地でした。また、どちらの国もクリスタル文明が栄えた幻のアトランティス大陸が、かつて存在した地域と伝えられています。自動車とクリスタル。なにやら一見無関係のようなふたつが結びついた、この不思議な関係をふりかえるとクリスタルと私とのつながりの強さを感じざるをえません。
その後、ご縁があり日産ミス・フェアレディの仕事に就かせていただきました。銀座ショールームや東京モーターショー、イタリアでの海外モーターショーなど国内外各地でのプレゼンテーションやPR業務。
一見華やかに見える仕事ですが、とても高いホスピタリティとプロ意識が求められる職業であり、この仕事を通じて接客とサービスについて徹底した教育とトレーニングを受けました。この時に身に付けたお客様へのおもてなしは、今もなお、私の接客に対する根幹となって根付いています。
日産ミス・フェアレディとして2年の任期を終え、生活拠点は、海外へ移ります。イギリス、フランス、スイス、オーストリア、ドイツ、スペイン、イタリア、カナダ、アメリカなど、文化遺産豊かな各国を訪れ、美術品、工芸品や歴史的産物を巡る約2年にわたる海外生活を過ごしました。
この時期、ヨーロッパ各地の数限りない絵画や美術品、建造物を見る機会とその歴史と文化に触れる経験を得られたことは、私のアートに対する造詣の深まりとともに審美眼の形成に役立ちました。なかでも、教会や大聖堂の随所に施されたステンドグラスの光と色の調和の荘厳さと優雅さとに大きな感銘を受けました。同時に光と色と輝きの芸術的体験は、私のクリスタル・アートの創作活動に多大な影響を与えました。
海外生活での余談ですが カナダではギフトショップで勤めたことがあります。おもしろいことに担当した販売コーナーは、カナダ原産の天然石ヘマタイト、ロードナイト、ヒスイをあつかうブースでした。やはり、ここでもクリスタルとのご縁があったようですね。