サンキャッチャーの装飾形態と利用様式
一般的にサンキャッチャーとは、宝石(貴石や半貴石)や天然石、クリスタルガラス、ビーズ玉の連から構成され、ワイヤーおよびチェーン、テグスなどで紡がれた「吊るし飾り」のことを意味します。
主に日当たりのよい部屋の窓のカーテンレール等に吊るして使用されますが、欧米では、Suncatcherはステンドグラスを含む意味の言葉であり、必ずしも「吊るし飾り」を意味せず、吊るし飾りタイプを意味する場合、Crystal SuncatcherもしくはChain Suncatcherと記述されます。
最近では日中のみならず、夜間の屋内においてもLEDライトで光を照射することでクリスタル・サンキャッチャーの光の乱舞を楽しむことが徐々に注目されはじめています。これは従来とは違う積極的なクリスタル・サンキャッチャーの新たな楽しみ方と言えるでしょう。
サンキャッチャー自体がプリズムの役割を果たすため、太陽光にあたると反射、吸収、透過する光のスペクトルにより、虹色の模様を映し出します。プリズム体が複数かつ不均一な断面のため、反射、吸収、透過する光は四方に広がり、太陽が光差し込む窓辺に備えることで、朝昼夕に光の反射を視覚的に楽しむことができます。
①インテリアや照明器具の装飾品としてのサンキャッチャー
②ネックレス、ブレスレットなどの装身具・アクセサリーとしてのサンキャッチャー
③護符および開運、魔除けとして④美術品・創作芸術としてのサンキャッチャー
④美術品・創作芸術としてのサンキャッチャー
サンキャッチャーには様々な装飾形態や利用様式があります。大きく分けると上記の四つに分類できます。それぞれのサンキャッチャーの特徴について、次のページから解説してまいります。