サンキャッチャークリエイター、クリスタルアーティストとして、創作活動やワークショップ活動に携わる井上ひろこ。Crystal Lei Hirokoは彼女の宝石、貴石、水晶に関する経験と知識を活かし、オーダーメイドで制作されるハイクオリティなサンキャッチャー・ブランド。

人に光を届ける、というミッション

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クリスタル・アーティスト / サンキャッチャー・クリエイター井上ひろこ 近影帰国後、宝石サロンで仕事をおこない、私自身でもアパレル洋服やブランド小物雑貨をとりあつかうお店を2店舗経営しました。また、宝石についてより専門的な知識を身に着けるため、宝石鑑定専門校で勉強し、宝石鑑別学科を修了したのもこの頃です。原石に関する知識が広がるにしたがい、水晶に代表される天然石などの鉱物に興味を抱くようになりました。鉱物は、地質学の作用と科学組成により形成される結晶物質。その結晶構造は、時としてアートのような整然とした美と調和の造詣を形づくり、観るひとに驚嘆と感動をあたえることがあります。

宝石や天然石を調べていく過程で、これらがもたらす効能や効果を自然に意識するようになり、クリスタルを活用したヒーリングメソッドについて学びました。クリスタル・ヒーリングの世界的権威である米国クリスタルアカデミー協会のカトリーナ・ラファエル先生から直接、ハワイのカウアイ島でクリスタル・ヒーリングの上級コースをご指導いただくことになりましたが、このときの経験はクリスタルに関する仕事をするうえでとても価値のあるものとなりました。

そして、光や色彩のもたらす効果に関してより深い知識を習得するためオーラソーマ、アロマテラピー、カラーセラピー、エネルギーワークなどもこの時期に学んでいきました。

ところで、こうした美的かつ学術的で繊細なつとめをする一方で、私は中央大学法学部に入学卒業し弁護士試験にチャンレンジしたり、新銀行の立ち上げメンバーに参画したり、ファイナンシャル・プランナー(AFP)の資格を活かし「お金と正しいつきあう人生設計」のワークショップを企画したりと、骨太な一面(銀行家系のせいでしょうか)の仕事もおこなってきました。

このように自分自身に様々な選択肢が生まれはじめ、方向性を模索していた頃に、世界的に活躍されていらっしゃるある有名なフォーテュン・テラーの方から、こうアドバイスいただきました。「あなたはいま様々な分野のことを経験していますが、やがてそれはひとつになる。あなたがこれまでに得たことは、あなたの中で統合され、あなたはこれから自分が生み出す作品を通して、ひとびとに光を届ける役割を担うことになります」、と。

この言葉に、私は自分のミッションを見出すことができました。ひとには、人生の過程のその時々に取捨選択をしなければならない様々な岐路を迎えることがあります。選ぶ道がいくつかあり、どれを選べばいいのか答えを見つけられず、立ちどまり、悩んでしまうものです。ところが、現在からその立ち止まっていた過去をふりかえってみるとどうでしょう。いまここにつながる一本の道が、あるだけです。

私がいまクリスタル・アーティストとして活動させていただいているのも、これまでの様々な経験と積み重ねが光のしずくとなって収斂してきた結果だと実感しています。いまも、そしてこれからも、クリスタルの光と色とを融合させたクリスタルアートの創作活動をとおして、皆様に癒しと希望の光を少しでも届けることができることを心より願っています。感謝をこめて。